Japan Iceland Society -日本アイスランド協会-

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2021/12/30

訃報

日本アイスランド協会創立時からお世話になった協会顧問の中部雷次郎さんが12月23日、94歳の生涯を全うされ、29日、30日に、東京目黒区の羅漢会館で通夜、葬儀が営まれました。当協会から生花の供花、役員・理事が参列しました。

中部さんは、大洋漁業(現マルハニチロ)の御曹司で、ニューヨーク大学で学び、大洋漁業の常務取締役や関連会社の新東西社長を歴任されました。日本アイスランド協会創立されれた1991年当時、日本にはアイスランド大使館はなく、大洋漁業の中に領事館が置かれ、年に何回か他国と掛け持ちで日本に滞在のアイスランド大使のお世話をしました。その後も中部さんはアイスランド共和国名誉総領事として、両国の有好親善のため尽力され、10月14日開催の協会創立30周年記念祝賀会にも出席され、お元気でしたが、突然の訃報は残念で、謹んでお悔やみ申し上げます。

協会創立時からお世話になったという脇田巧彦名誉会長は「私が1990年に単身アイスランドに行き、ヴィグディス大統領に謁見するための親書を中部さんに書いて頂き、それが元で、ヴィグディス大統領が、日本とアイスランドの有効協会を快諾していただいたのです。温厚な紳士で歴代の駐日アイスランド大使にも絶大の信頼のある方でした。日本アイスランド協会の井戸を掘っていただいた一人として感謝していました。ご冥福をお祈りします」と偲んでいました。


アイスランド大使館でのクリスマスパーティーで、左から脇田巧彦名誉会長、中部雷次郎顧問、佐藤充雄副会長
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