在アイスランド日本国大使館　文化広報担当の大丸 智子様より

会報第59号発刊に合わせて原稿をいただきました。

アイスランドでは、コロナ関連の規制が撤廃され、感染ニュースの報道もほぼなくなりました。観光客の数もコロナ前と同じ位まで戻り、メインストリート・ロイガヴェーグル通りは、お土産を選ぶ観光客や、カフェで談笑する市民などで活気が溢れています。

先日の土曜には、レイキャビク市主催の「カルチャーナイト」が３年ぶりに実施され、朝から晩まで市内の様々な会場で、子供向けプログラムやコンサートが行われました。当館も、マンガワークショップとピアニスト中村天平氏を招いてコンサートを行い、たくさんの方にご参加いただきました。

今年の夏一番のアトラクションは、やはり火山！

８月３日、レイキャネス半島にあるファグラダルスフャットル火山周辺でマグマの噴出が始まり、往復約１４キロのハイキングルートがオープンしました。私は今回も前回（２０２１年３月１９日から９月１８日まで同じエリアで噴火）も見に行けていないのですが、なかなか過酷な道のりとのこと。観光客が小さな子連れでチャレンジしたものの、子供が疲れ切ってしまい、レスキュー隊員に説得されハイキングを諦めた、なんていう話もニュースになりました。


ともあれ、火山までたどりつけた人々は、口を揃えて「素晴らしい体験だった！」と言っています。
現在噴火は終わってしまいましたが、もし３回目があればチャレンジしたいな、と考えています。
（在アイスランド日本国大使館現地職員・大丸智子）