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協会会員 飯野さんのアイスランド4泊5日訪問記
2022年春、全てはとある男のSNSへの書き込みから始まった。「アイスランドでいちごを作りたい!」
この書き込みに反応した私「のだけん」を含めた10名とともに2022年9月アイスランドへ初上陸。
わずか4泊の滞在であるにも関わらず、アイスランドの魅力を楽しみ尽くした「のだけん」のアイスラン
ド訪問記をお届けします。
■Day1「遂に来たぞ!アイスランド」
私「のだけん」は一足早く2022年9月4日にアムステルダムへ、
その後、コペンハーゲンへ乗り込んでいた。
9月13日(火)午前5時に起床。
初めてのアイスランドを前に高揚する私の気持ちを宥めるかのようにしとしととした秋雨が降るコペンハーゲンのダウンタウンからコペンハーゲン国際空港へ。ここで食いしん坊メンバーYと合流。
スカンジナビア航空SK595便はバンコク経由便遅延によりトライアスロンが大好物なメンバーHを空港に取り残して定刻午前8:30にアイスランド首都のレイキャヴィークへ飛び立った。
「さぁ90分のフライトだ!」と思いきやデンマークとアイスランドとの時差は2時間!
その距離に気持ちが更に高揚していた。
アイスランド時間午前9:40、雲海の上にぴょこっと頭を出した山が見え、
機体も徐々に高度を下げ火山国アイスランドらしい黒い地表が視界に現れてきたその10分後にケプラヴィーク国際空港へ着陸。
ケプラヴィーク国際空港は想像を裏切る(笑)、大きく綺麗でオシャレな空港。
到着ロビーで今回のメンバーと合流。驚いたのが物価。
日本円に変換すること自体ナンセンスかもしれないが、サンドイッチとコーヒーで1,400ISK。
アムステルダム、コペンハーゲンで物価の高さには慣れつつあったが、
それ以上の高さと消費税率25.5%に驚愕。
それは置いておいて、レンタカー3台を借りていよいよ出発。
しかしこれが意外に手間取り、お昼12時に空港を脱出。私の乗ったレンタカーのガソリンゲージは半
分の量を指していた(笑)
レイキャヴィークの街は空間がゆったり、高いビルも無く、晴れ渡った雲一つない広い空は素朴な街
並みととてもマッチしていた。
右ハンドル×マニュアルに不慣れな私にとってラウンドアバウトの多さは程よい緊張感を与える。「ま
たラウンドアバウト・・・」(泣)。
アイスランドでのビジネスをサポートいただくエージェント、
そして在アイスランド日本大使館を訪問。
長時間フライトによりメンバーそれぞれ疲れが見えてきたので、初日は近くのスーパー「Kronan」で
食材を購入して宿で調理。
夜遅くにはオーロラを見ることができたよう。のだけんは寝てしまいオーロラを見たのは夢の中(笑)
滑り出し順調、幸先良く1日目が終了。
■Day2「ゴールデンサークルで壮大な自然を満喫」
年齢層がやや高い我々のチームは朝が早い(笑)
ダイニングから徐々にボリュームが大きくなる話し声で目が覚める。
スマホの時計を見ると朝6時。。。
今日はアイスランドに来たら行かない理由はないと言われるゴールデンサークルへ。
その前に朝食。昨日スーパーで購入したパン、ソーセージ、ベーコン、たまごを使ったサンドイッチで
腹ごしらえをして出発。
車で宿の前の角を曲がった途端・・・「!?」「ま、前が見えない・・・」
自分の目へ直線で入ってきた朝日、日本では経験したことのない眩しさが我々の車が前進することを許さなかった。
サングランも意味をなさず、サンバイザーの下から覗き込むようにしてゆっくり前進。
まずは、ユネスコ世界遺産に登録されている「シンクヴェトリル国立公園」へ。
ここではユーラシアプレートが東に、北米プレートが西に大地を押し広げた「ギャウ」と呼ばれる大地
の裂け目を見ることができるということで胸を躍らせて、荒野の中にある1本の道をひたすら1時間走
り午前9時前に到着。
駐車場はガラガラ、「あれ・・・人気のない観光地やなぁ〜」と思いきや、観光客が来る時間よりもかなり早い到着だったみたい。戻ってきた時は満車。年齢層がやや高いチームに感謝!
大地の裂け目に地球の壮大さと歴史を感じられ、再訪したいおすすめスポットとなった。
続いてストロックル間欠泉の噴出する「ゲイシール地熱帯」。
間欠泉は5〜10分おきに噴出、沸騰した熱湯を20 – 30メートル上空まで吹き上げるという。
う〜ん動画では見たことあるが、この目で見てみたい!
という事で、シンクヴェトリル国立公園から約60分。
Restaurant Geysir Glímaのカフェテリアで昼食。
ハンバーガーとポテトのセットが2,780ISKと驚愕の価格。
食事後はいよいよストロックル間欠泉へ!
歩いていると、突然「ブシャー!」という音とともに上空まで熱湯が噴き上がった!
「おぉ!」と思ったも束の間、その後数秒で泉は何もなかったかのように水が引いていく。
見ていて飽きないが時間も限られているので、後ろ髪をひかれる思いで、晴天時には滝が黄金に光り輝くグトルフォスの滝へ。
この滝のスケールも凄い!現地で直接見ないと伝わらないので、ぜひご自身の目でご覧あれ♪
さて2日目の夕食はロイガヴェーグル通り近くにある「Reykjavik Kitchen」へ。
店内は清潔感があり好印象。とても良い雰囲気のレストラン。私のテーブルでのオーダーは
・LAMB CARPACCIO
・REYNISFJARA – BLACK PASTA
・PAN FRIED SALMON
・LAMB RIBEYE
を赤・白ワインと共に♪
出てくるものは新鮮で味付けも良く、ボリュームもあり、店員さんのホスピタリティも素晴らしく美味しく大満足!ぜひ一度、足を運んでみては???
Reykjavik Kitchen
Rauðarárstígur 8, 105 Reykjavík, Iceland
https://reykjavikkitchen.is/
食事が終わった後は宿のオーナーに教えてもらった温浴施設「Laugardalslaug 」へ。
暗闇ウォータースライダーに大興奮で3回も滑ってしまった(笑)。
Laugardalslaug
Sundlaugarvegur, 104 Reykjavík
https://www.sundlaug.is/reykjavik-sundlaugar/14-laugardalslaug
宿へ戻った後、2夜連続で飲み会開催!そして2日目もオーロラ出現!
のだけんも自分の目で見ることができました!実際に見ると想像よりも白っぽく幻想的な感じ。
そんなこんなで2日目終了。
■Day3「激走!スナイフェルスネス半島でアイスランドの魅力に浸る」
早朝、リビングから聞こえてくるガヤガヤと話し声が目覚ましとなり起床。
3日目はかなり足を伸ばしてスナイフェルスネス半島へ!
Guide to Iceland(https://guidetoiceland.is/ja)によると西アイスランドから90km、活火山と休火山の
両方で構成された山脈が半島に沿って走り、その先に壮大な氷で覆われたスナイフェルスネス火山
があるとのこと。
「スナイフェルスネス」舌を噛みそうになるけれど・・・w、「スナイ」は英語の「スノー」、「フェルス」は「山」,「ネス」は「半島」を略した言葉で、日本語にすると「雪山半島」という感じか?
さて今朝もサンバイザーの下から覗き込みながら出発。
国道1号線を苦手なラウンドアバウトをクリアしながら、クヴァルフィヨルズゥル海底トンネルへ。
日本では味わえない海底トンネルでの運転。
このトンネルができる前は、レイキャヴィークからボルガルネースまで62kmの長い回り道で行かなけ
ればならなかったが、1998年に全長約5,762mのトンネルが完成して大幅な時間短縮が実現。海面
下165mを通過するとのこと。
海底トンネルの次は、海中道路を通りボルガルネースへ到着。
ボルガルネースでガソリン補給した後は、最初の目的地、アザラシのコロニーであるイートリ・トゥン
ガ海岸へ。
レイキャビクから走ること約2時間、ようやく到着。
早速、車を降りて海岸へ向かっていくと、海岸の先端に多くの人が集まっていた・「あのあたりに居る
のかな?」と思い向かってみると・・・、少し遠くの岩礁に数頭のアザラシが!
何頭かは海に入って気持ちよさそうに泳いでおり何とも癒された。
ただこの周辺にはお手洗いがないので注意が必要。ランチがとれるレストランを目指して次のスポッ
ト「アルナルスタービ」へ出発!
アルナルスタービは溶岩でできた海岸線や守り神といわれるトロールの石像のあるスポット。日本海
側の海岸にも少し似ており、サスペンスドラマで船越英一郎が出てきそうな場所である。
トロールの石像が正面に見えるレストラン「Stapinn Arnarstapa」へ!こちらではオススメのFish and
Chipsを注文♪
アイスランド×観光地ということで決して安くはない(泣)。
そしていよいよスナイフェルスネス半島の目玉「スナイフェルスヨークトル国立公園」へ。
スナイフェルネス半島先端部にあり大部分をスナイフェルスヨークトル氷河 (Snow Mountains
Glaciers)が占めているとのこと。
火山で形成された山で頂上付近は雪と氷で覆われている。
道は舗装されておらず、ゴツゴツ岩が露出した急峻なダート。
高度が上がってくると雪と氷が目の前まで近づいてきた。
車を止めて道路から離れた雪の残る場所を目指して息を切らせながら登り、ようやく到着。
触ってみると見た目通りザラザラw
その後、車で山を越え反対側へ降り、一路ジュパロゥンスサンドゥルへ。
奇岩と黒砂のビーチが広がるジュパロゥンスサンドゥルからの海を見下ろせる眺めの良い場所にポ
ツンと建っているHellnar Churchを見てスナイフェルスネス半島観光は終了。
日本や他の国では中々見ることのできない壮大な自然を見ることができるので、片道二時間以上か
けても訪れる価値はあると感じた。
宿に帰ってからはお馴染みのワインを飲みながらの夕食。
この日は残念ながらオーロラは現れず、その代わりに夜アイスを楽しみ3日目も無事終了!
■Day4「奇跡の出会いとスパ」
この日の午前中は自由行動とし、私を含めた男性4人はレイキャヴィーク中心部でお土産を物色。
レイキャヴィークでは電動キックボードにハマり、近場に行く時はフル活用。
時速20Km程度出るし操作も面白い!どこにでも乗り捨てできるのでとても重宝した乗り物だった。
食いしん坊メンバーYもこのキックボードにハマっていた。
昼食はなぜかケンタッキーでフライドチキンを持ち帰りで購入。
アイスランドのケンタッキーフライドチキンは美味いらしい・・・という話題がメンバーの中で出たことからこれが昼食となった。
ドライブスルーで注文しようとしたところ、語学力が足りず店内での購入を勧められてようやく購入。
その味は果たして・・・「う、美味い!」チキンが柔らかいのと味も日本とは微妙に異なる感じがして
あっという間に3ピース平らげてしまった(笑)
そして午後は本日のハイライト!多くの偶然に恵まれたアイスランド旅行の中でも最大の偶然である
場所を訪問することに。
実は、我々が宿泊している宿のホストがいちごのハウス栽培をしているのだ。
それが判明したのが3日目の夜、そして本日、ホストのいちご農園へ訪問。
現地のいちご農園を訪問できるとは・・・、日頃の行いが良いこともあり???貴重な機会を得ること
ができた。
いちご農園訪問後は、世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」へ!
「ひ、広い〜!」温泉に浸かり、ビールを飲みつつ、泥パックもして肌もスベスベ♪疲れた体を癒し一
同大満足!
その後は、夜便で帰る2名を空港まで送り届けて、宿でどんちゃん騒ぎで終了!のところが翌朝帰国
するメンバーのMYSOS設定が難航。
ヨーロッパにやってきてコロナやマスクのことを忘れていたが、急に現実へ戻され少しテンションが落
ちながらも、どんちゃん騒ぎで最終夜も終了。
■Day5「Sjáumst、アイスランド」
パリへ行くのだけんとロンドンへ行くメンバー1名を除いた日本帰国組とともに朝6時に宿を出発。
空港で他のメンバーと別れた後、すぐに搭乗できるかと思いきや20分の遅延。
少しの遅延で良かった!と思いきや、これが引き金となり至る所でトラブルが発生。
アムステルダムでは保安検査場2時間待ち、パリからの帰国便が5時間遅延。更に成田では1時間
荷物を待つ羽目に。
最後の最後にキッチリ帳尻が合い、5日間のアイスランド訪問も無事に終了。
最後までお読みいただきありがとうございました!
これからは、アイスランドでのいちご栽培に向けて奮闘していく予定です。
この奮闘記もこちらでご紹介できればと思っています。
ということでまたお会いしましょう!
のだけん
(日本アイスランド協会 会員 飯野 恵多)